Blog

【海外音楽活動】方法や売り方、違いを調べる前に必要なこと

僕は2017年からタイで音楽活動をしていますが、それまでは海外でライブどころか、まだ国内でも行ったことのない場所の方が多いのになぜ海外?と考えていたほど、全く海外には興味がありませんでした。(沖縄行ったことありません)

そんな僕がタイの音楽に出会ったキッカケで、タイの音楽の日本語カバーをYouTubeにアップし始めたのが2016年。

そして2017年から何度もライブをさせていただき、NIPPONHAKUやJAPANEXPOでは今まで立ったことのないようなステージにも立たせていただきました。

 

YouTubeでは約75.000人、Facebookでは約60,000人の方にフォローしてもらえるようにまでなりました。(2018.10.28現在)

 

その中で手にしたものや必要なことを実体験から共有させていただきます。




 

■ツールや方法

「海外に自分たちの音楽を売りたい」「海外で活動したい」そう思った人たちがまず調べるのがこれだと思います。

海外では何が流行っているのか、どんなことをやれば海外の人が見てくれるのか。

 

例えばYouTubeなのかFacebookなのか、SpotifyなのかiTunesなのか、何を使って、どのようにやればいいのか。

 

もちろん大切なことだと思うんですが、まずそもそも「海外」という広すぎる発想が間違えていて、順序も間違えています。

 

それは「どこの」「誰に」「何を」届けたいのか何も決めていない状態で、とりあえずメールのページを開いているようなもので、「理由」や「内容」がない限り、ツールを決めたところでそれが勝手に進んでいくなんてことはあり得ません。

 

たとえば日本で活動しているミュージシャンが日本語のオリジナル曲をSpotifyにアップして、どこかの国で大爆発する。なんてこともあるにはあるかもしれません。(そういうニュースだけが話題になるからなんかいけそうな気がしちゃう)

 

「なんかそういうの聞いたことある!」

 

確かに夢物語ですが、それは宝くじと一緒でただの受け身でしかないし、ただひたすら待つ日々の先にそんな未来があるとは思いません。

それは音楽的に自信があるとかそういうことではなくて、単純にそういうことを考えるだけなら、国内で活動するほうが確実に可能性があると思います。(言葉通じるし)

 

逆に言えばどこにいる、どんな人に届けたい!届けてみたい!ということが決まっていればツールなんて簡単に決まります。(その場所で何がよく使われているかは調べればすぐわかります)

 

僕たちはそれがタイの楽曲の日本語カバーであり、YouTubeとFacebookがスタートでした。

考える順序を逆にするだけで、やってみたいこと、届けたいことが見えてくると思います。

 

■好きなことで生きていくの意味

近年特にYouTuberの方などを例に、好きなことで生きるとか、好きなことを仕事にするなんてことがよく言われますが、これの意味の本質は「好きなことしか続けられない」という自分目線のものではなくて、「本当に好きなものを発信している人にしか人は魅力を感じない」ということです。

 

それこそわかりやすい例で言えば、芸人の方たちがYouTubeで失敗する大きな理由はここだと思います。

これは結果論で書いているのではなく、共感を生むのは技術や経験だけではなくて、想いです。

 

このことはこの記事で詳しく書いています。(本当に読んだ方がいい記事です)

 

YouTubeを例にするならきっと芸人さんたちは「YouTuberより自分たちの方が技術と経験があるから勝てる」と思い、始めるのだと思います。

 

それは事実の部分もあると思うんですが、そこには圧倒的に「想い」が見えません。(綺麗事ではないので上の記事を読んでください)

事実としてその想いをとにかく伝えているキングコングの梶原さんはYouTubeでも凄まじいスピードで進んでいます。

 

そして好きであることをちゃんと伝えるためには知らない限り無理なので、それを本当に知りたいと思えるかどうか。

つまり本当に好きかどうかです。(中には究極の詐欺師もいるかもしれないけど)

 

■圧倒的に無名

自分たちの経験も書きます。

去年から出演させていただいているバンコクで行われているJAPAN EXPO、そしてNIPPONHAKUの出演者の中で僕らYuruは圧倒的に日本で無名です。

 

AKB48さんやBNK48さん、May.Jさんなどそうそうたるメンバーの中に謎のミュージシャンYuruは名前を連ねています。

 

そしてステージに集まってくれる方の数も本当にありがたいことですが、僕らはその他のミュージシャンの方に引けを取っていないと思います。

 

これは俺らすげーんだぜ!なんてことを言いたいのではなくて、僕らがほかの出演者の方たちと圧倒的に違うのは、届けに行きたい明確な人たちがタイにもいるということです。

ニュアンスとしては自分たちのことを知ってくれている方たちが集まる場所に歌いに行くのではなく、僕らが知っている人たちのところに自ら歌いに行ってるって感じです。

 

だからこそステージでは僕らが最もタイ語を話しているし、ライブだけではなく、会場を歩き回るし、前後1ヶ月滞在もしちゃいます。(タイに用がある)

これも僕らがすごいなんて話ではなくて、ただ本当に好きなんです。

 

その気持ちはタイのファンの皆さんやいつも助けてくれるタイ人の友達がくれました。(その一つは僕らのために頑張って日本語で話しかけてくれる姿にこたえたくて、必ずタイ語を話せるようになると誓いました)

そして結果としてこのような活動はメジャーの方には難しいものであると思います。

 

それは日本でも同じで、インディーズが最もメジャーと違うのはそこだと思っています。

たとえば数百人規模(過去の話ですが)くらいまでのライブなら、きてくれる人の顔はもちろん名前だってわかるし、どんなことをしてる人なのかも何となくわかったりします。(ごめんたまには忘れちゃうので、その時は優しくもう一度教えてください)

 

その人たちに歌いに行くわけですから、ボーン!とメジャーで売れていきなり1万人の前で歌う人とは全く違う気持ちがあります。(メジャーで売れる方たちももちろんすごい!どちらが上とかそういう話ではなく事実として状況が違うという話です!)

 

その好きな対象が音楽であれ、人であれ、本当に好きかどうかはお互いに伝わるものだと思っています。

 

■結局は愛があるかどうかでしかない

色々書きましたが、僕たちも最初はどうすれば自分たちの音楽をたくさんの人に聞いてもらえるだろうかと考えている時にタイの音楽に出会い、「この曲いいね、カバーしたら面白いんじゃない?」という思いでYouTubeに投稿しました。

 

そしてそこで出会えた皆さんに音楽を聴いてもらえることの喜びを改めて教えてもらいました。

 

さらに本当に日本を愛してくれているみんなとの出会いで、必死に日本語で話しかけてくれる姿に心を打たれました。

 

クサイ台詞になるんですがそれは「愛」以外の何ものでもなくて、この人たちに歌いたいと思わせてもらえました。

 

涙を流して喜んでくれたり、あの曲、あの日のおかげで変われたんです。という言葉。
日本でもそれは全く同じです。

 

僕は届けるということにおいて、今までそのことしか考えてきませんでした。
ファンの皆さんだけでなく、家族や友達に対しても同じです。
そう思わせてくれる人たちがタイにもできただけです。

 

売れたら両親に好きなだけいろんなことさせてあげたい。応援してくれる人を喜ばせたいってただひたすらに思ってきました。

カッコつけてるわけじゃなくて、それがしたいただの自分のためです。

 

たくさんの方に自分たちの音楽を届けたいという想いで、いろんなツールを使うことなども含め、いろんなことを調べたり、トライすることだって、自分たちの楽曲に対する愛でしかない。

その自分たちの想いは伝わると思っているし、それが共感してもらえるものなんだと思っています。

 

ミュージシャンはどこかただがむしゃらに活動すること、届けととにかく熱く歌うこと(それは大前提で大切!)だけが大切とされがちで、チケットをたくさん売るために考えることや楽曲の届け方などに関して考えることを表に出してはいけないような風潮があると思います。

 

「音楽やってるのは人数のためじゃないでしょ」みたいなセリフは耳が取れるほど聞いてきました。(もう取れてしまって、その声は聞こえなくなりました)

 

ちげーよ!本当に好きだからたくさんの人に聞いて欲しいし、本当に大切だからたくさんの方に届けたいんだよ!クラァ!!

 

クラァ!!とか言ってすみません。
というか検索で海外音楽活動のことを調べた人に向けて書くつもりが、完全に自分たちのことになってしまったこともあわせてすみません。

 

でも僕はこういうことを考えることがやらしいだとか悪だなんて全く思っていないし、それをちゃんと届けたい。
届けるために作ったんやからそこまでが責任だろがい!と思っています。

 

もっと言えばそういうこともファンの皆さんと共有しながら、「次こういうことやってみるよ!」とか「こんなやり方したら全然売れなかった!ごめん間違えた!次頑張る!」なんて言いながら進むほうが断然楽しいです。

 

音楽の楽しみ方はライブやCDだけだと誰が決めたのか。
道中だってみんなで楽しめるエンターテイメントがゴロゴロある。

 

「あーあ終わっちゃった。明日から現実だ。」

 

じゃない。
終わりなんかない。
ずっと途中。

 

その道中に死ぬほど楽しいことを作っていきたいです。
もし良ければ一緒にどうでしょうか。

 

最後に。
海外活動のヒントにと思って見てくれたミュージシャンの方やモノづくりしてる方(そうじゃなくても大丈夫です)で、何か話を聞きたいと思ってくれる方がいれば、僕の中にあるものは全部話しますんで、お気軽に連絡ください。

 

ほかの記事も読んでもらって、興味あればぜひ。一緒に面白くしたいっす。

 

 




 

【おすすめ記事】

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る