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8.262017
選択するときの基準■優生
例えばブッキングライブ(数組が共演するライブ)では出演時間は大体30分。
その中で演奏できるのは大体5曲。
ブッキングライブは共演者の方たちがいるので、共演者の皆さんのファンの方も会場には多くいらっしゃいます。
初めて聞いてくれる方にアピールしたいので、その5曲を選ぶときミュージシャンは大抵自分たちの自信曲を選びます。(1曲くらいは久しぶりの曲を入れたりするけど)
もちろん違う人もいると思うけど、もはや当たり前、常識というレベルでみんながそうしています。
僕たちも基本的にはそうしていました。
でもその場所で誰のために歌うべきが誰なのか考えると、ゆるのことを好きになってくれるかもしれない方よりも、確実にゆるのことを楽しみにしてくれている方に歌うべきです。
もちろんその会場にいる全ての方に楽しんでもらいたいという想いは前提です。
もちろんブッキングライブは新しい人にも聴いてもらいたい、好きになってもらいたい場所であることは事実です。
でもその中で毎回毎回同じ楽曲を演奏している自分たちに矛盾がありました。
求められたうえでそうしている方もいると思うので、どちらがあっていて、どちらが間違えているという話ではありません。
ただ僕らはそう思いました。
だから2014年あたりから僕たちはその5曲をゆるのファンの方が聴きたいと思ってくれる曲を基準に選ぶことに変えました。
そうし始めた2014年2015年と僕らのブッキングライブに遊びにきてくれる人はありがたいことに少しずつ増えました。
2015年に3連発で行った主催イベント「キッカケはなんだっていい」には30分のステージに関わらず、それまで多くても20名くらいの方だったのが毎回70名ほどの方が来てくれました。
間違えていなかったと思いました。
その後はよりその想いを強くするために毎月の企画ワンマンライブに切り替えました。
それと同じで歌詞を書くときよく言われがち、考えがちなこと。
「みんなに共感される歌詞」
「誰もが経験したことのある内容」
そんな歌詞が良い歌詞だと言われる(ことが多い)
僕もたまにそんな歌詞を書きたいな〜と思うことはあります。
でもそれを意識し始めた途端出てくるのはありきたりで、何度も聞いたことのある言葉しか書けない。
だから僕は歌詞を書くとき伝えたい明確な誰かを考えてしか書かないようにしています。(もちろんそうじゃなくても素敵な歌詞をかける人はいると思いますが、僕はその才能がありません。)
だからもっと言えばその人以外の人には全く伝わらなくても、全然良い歌詞だと思ってもらえなくてもいい。
たくさんの人に少し伝わる、少し感動できる歌詞より、一人の人の背中を思いきり押せて、本気で感動できるものにしたい。
別にカッコつけて言ってるわけではなくて、その方がその曲が存在する意味は断然大きくて、その曲のこともゆるのことも愛してもらえるとも思っています。
今やっているタイのカバー曲を選ぶのもそうで、これを聴きたいと言ってもらえた曲をメインに選んでいます。
もちろんリクエストもらえる曲たちは今流行っていたり、大人気の曲が多いですが、ただただ人気の曲をやって再生数があがったところで、確実に喜んでもらえる誰かの存在がそこにはないので、それだけを基準には選ばないようにしています。
しないようにしているというか、届けたい相手が見えないことほど喜びがないことはないのでその考え自体が根本にありません。
もちろん自分たちがその時やりたいことや届けたい想い、そんな譲れないものも大切だと思います。
でも僕はその想いが前提にあるからこそ、初めて聴いてくれる方を巻き込むと思っているし、共感してくれると思っているし、カバー曲だけでなく僕らが届けたい想い、楽曲に興味を持ってくれると思っています。
初めて人前で演奏して「すごくよかった」と声をかけてもらったあの日、目の前にいる人を本気で楽しませたくて、そのためだけに必死でがんばりました。
なのによりたくさんの人に聞いて欲しいと思えば思うほど、その気持ちを見失うことがある。
僕も見失いかけたことがあります。
想いを無視したり、何の根拠もなく、常識とか当たり前になっていることがたくさんあります。
何かがうまくいかない時、それが邪魔をしていることは多い。
本当を知るから、本当を伝えるから一緒に進める。
何よりその方が楽しい。
もしかしたら楽しくない時点で何か思い込んだ考えに邪魔されてしまっているのかもしれません。
優生
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https://yuru2010.com/2017/08/03/3325/
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■次回ライブ
【クラウドファンディング楽曲ワンマンライブ】
9/16(土)愛知編
9/24(日)大阪編
《楽曲視聴》
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