小説一覧

  1. 主題歌「あなたに」

    「あなたに」作詞・ゆる作曲・龍生何もしてなかったんだって 遅くに始めたんだってまるでその言葉たちを子分のように引き連れて我が物顔に胸張って わりかし出来てるでしょ?っていつの間に見失って いつか裏切られるってその言葉どれほど無意味なんだって先を...

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  2. 後書き「あなたに」

    僕らが今歌えている理由はあなたが聴いてくれるからです。聞いてもらえなくていいのなら、カラオケや家で好き勝手に歌っていればいいだけのこと。もちろん単純に歌うことも好きですが、聴いてもらいたいからこそ届けたいからこそ、たとえ厳しい環境だとしても路上ライブなどの活動も行っています。

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  3. 第8話「あなたに」

    それから彼らは少しずつ活動を広め、単独ライブを満員御礼で大成功させた。そして仲間もできた。いまだに否定的な言葉を言われることはある。いつまでも言われることなのだとも思う。でも聴いてくれるあなたに今できる全力で歌うことを決めている彼らにとって今ではそれは何でもないことになった。

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  4. 第7話「足りないものと欲ばかりが増える」

    当時の彼らの演奏形態はギターを一人が弾いて、もう一人がマイクを手に持って歌うというものだった。その形態で演奏しているミュージシャンは数多くいて、彼らもその中の一組だったが一つだけ違うことがあった。

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  5. 第6話「始めたばかり」

    少しずつ彼らは確実に上手くなっていった。すごくざっくりした言い方になってしまうが「上手くなっている」日々の経過とともにそう自分たちでも感じられた。地元を中心に活動を始めて半年が経とうとしていた。その頃では月に一回地元のライブハウスで定期的にライブを行うようにもなっていた。

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  6. 第5話「一人止まってくれた」

    その初めてのライブから二日後彼らはもう一度路上ライブに挑戦することを決めた。場所はまた同じ地元の駅前。駅まで向かう車内で二人は一言も言葉を交わさなかった。変な緊張感が車内を埋め尽くした。何よりもすごく怖かった。

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  7. 第4話「友の支え」

    強いと思っていた自分たちの思いとは裏腹に初めての路上ライブからほとんど何もすることなく彼らは時間を過ごしていた。しかしそんな中偶然知り合ったバンドさんが紹介してくれるということで一つのライブの話しが舞い込み、自分たちは何もしないままに初めてライブハウスでのライブが決まった。

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  8. 第3話「大人になるということ」

     幼い頃から歌手になりたいとだけ口にしてきて、今考えればそこには何の根拠もないし、可能性すらなかったが心のどこかで月日の流れはその夢を勝手に叶えてくれるものだと思っていた。月日が流れて大人になっていくということはそういうことだと思っていた。

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  9. 第2話「まだ早い」

     それから彼らはしばらく路上ライブをすることをやめた。ピカピカのマイク・スピーカー・それらをつなぐコード類。それらは部屋の箱の中に入れられたままになっていった。教則本などの本も少しずつ開かれる回数を減らしていった。たった一回の挑戦で彼らは進むことをやめた。「まだ早い。

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  10. 第1話「憧れ」

    「下手くそが大きな音で歌うな!」何から始めればいいのかさえわからない中、やっとの想いでやることを決めた路上ライブ。まずは何が必要なのかを調べるところからだった。マイク・スピーカー・それらをつなぐコード類・ギター。ギターすら持っていなかった。

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