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ジョーブログのクラウドファンディングを叩いてる人を見て思うこと

YouTuberのジョーブログさんが「インフルエンサーが集まり夢を叶えるバー」を作りたいという内容でクラウドファンディングをされています。
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それに対して実際ほんの一部だと(そう信じたい)思いますが、批判している人がいるようで、これら全ての批判はただクラウドファンディングを知らない無知によるものなので僕も皆さんに共有したく、書きます。

 

■自分の金でやれ

まずこの批判。
ジョーブログさんには「YouTubeで稼いでるんだからファンからお金集めてやるんじゃなくて、自分のお金でやってほしかった。」という柔らかいファンぽい方からの意見や、「金あるくせにリスク軽減のためにファンを使うな」みたいなものまで。

 

これはクラウドファンディングに対してよく集まる批判なんですが、これがいっっっっちばんクラウドファンディングのことを理解してない批判です。

 

「クラウドファンディングという新しい知らないもの」というイメージだけで発せられているこの言葉には人間がいかに先入観だけで言葉にしてしまう生き物であるかが詰め込まれています(知らないもの=悪いもの。写真を撮られると魂を抜かれると怖がるおばあちゃんのシステムと同じ)

 

そもそもクラウドファンディングは大きく分けて購入型、投資型、寄付型の3種類があります。

【購入型】
支援した(払った)額に応じて商品ゲット

【寄付型】
インターネット上での募金(先日の北海道地震などの災害時にも行われていた)

【投資型】
お金を借りたい企業が立ち上げて、それに投資した人にその元本+金利を返済していく

簡単に言えば投資型は株とかに似ていて、それに見合ったお金が返ってくる感じで、寄付型は募金と同じ。

そして一般的によく行われているのが購入型ですが、この説明を見てもまだ「自分のお金でやれ」と思っている方がいたらたぶんお酒を飲まれているので、シラフになってからもう一度よろしくお願いします!

 

購入型というのはつまり「事前販売」のことで、ライブのチケットがチケットぴあで売られているのも同じ、Amazonで本を予約するのも同じです。

ジョーブログさんがされているものもこれです。

 

ひとつだけ「ただただ支援」という商品があり、これは寄付型の商品という言い方もできると思いますが、「自分ではできないこのチャレンジへの想い」を買う。という考え方もできます。(事実としてクラウドファンディングサイト側が認めているからこそ購入型の商品として並んでいる)

 

それに対して「そんなの言い方でどうにでもなるじゃないか!」「チャンレンジの想いを買う!?それになんの価値があるんだ!」そんな方もいると思います。

 

それに関してはマジ一言だけですが、「じゃあ違うの買えばいいじゃん!この商品は強制でもなんでもなく、これでいいという人が買うものじゃん!」

すみません一言のつもりが二言になりました。

 

クラウドファンディングで「支援」とか「パトロン」とかいう言葉が使われるせいで、勘違いされる方がいるんですが、これらは全て、自分が販売したものに対してお金をもらっているだけのことです。

 

つまり自分のお金です。

 

■直接関係がない

こんな批判もあるようです。

 

明らかに商品型(購入型)のクラウドファンディングではない。
リターンの生電話などはバーの実質的商品とは関係ない。
クラウドファンディングを全く理解していない。

 

なるほど。
ざっくり言ってしまうと「生電話できる権利」などはバーを作るということとは関係ないから、このお店を作るためとは関係ない。だから売るな。みたいな感じですね。

 

じゃあ逆に考えると生電話の権利を売っていいのはどういう時でしょうか。

なんか電話にまつわるサービスを作った時?

 

つまりその考えでいってしまうと、例えば講演会の収益はその講演会にしか使ってはいけないし、僕らでいうとライブの収益はそのライブにしか使ってはいけないことになります。

わざわざ全てを表に出していませんが、ライブの収益は機材を買うためにも使うし、レッドブルを飲むためにだって使います。(すみません強がりましたチェリオの100円のやつ飲んでます。)

 

クラウドファンディングではそれらのお金の流れなども含めて表に見えるようにして、まずみなさんに共有した上で「これを作るためにこれらの商品を売ります!」「買ってくれた商品の収益を使わせていただきます!だから好きなの買ってください!」というものです。

つまり「直接関係のないもの」という発想自体がズレてしまっていて、提供側が「やりたいことがあるので、その資金を作るために今回このような商品を販売しています」と言っているので、全て直接関係あるんです。

 

■「みんなで作る」は綺麗事

クラウドファンディングにおいて最も素敵なポイントは「作っていく段階」からみんなで共有することができるということだと思っています。

「思っています」というかむしろそれ以外にないです。

なぜならクラウドファンディングはサイトを利用するにあたって手数料がかかるので、共有することにメリットがないと考えるのであれば、自分のサイトでただただ販売してお金を貯めた後、そのお金で作った方が断然残るお金は多くなります。

 

言い換えれば「みんなで作ることができる」ということを魅力に感じないのなら、クラウドファンディングはなんの意味もないということです。

 

つまり当たり前のことを主張しているだけです。

 

それに実際今まで見ることができなかった「作っていく段階」を見ることができるというのは僕は価値があると思うし、見たい人はたくさんいるんじゃないかなぁと思います。

 

例えばミュージシャンでもたまにレコーディング見学みたいなのありますが、どんなふうに作られているのかを知ることで、完成した作品を見て、聞いて、もしくは参加して(コーラス隊とか)

 

「おー!あれがこうなったのか!」

 

みたいに思うのってただただ完成品を手にすることよりも楽しいと思うんですよね。

それは受け手だけではなくて、作った側としてもそれを一緒に喜んでくれる人が多ければ多いほど楽しい。

完成したときに喜び合える人がたくさんいるのはただ素直に嬉しいです。

 

みんなで完成したものを見て「ほらな!」とか「すげー!」とか一緒に言いたい。

そしてそんなふうに作品に愛着を持ってもらえるということは、みんなにそれをさらにひろめてもらえるかもしれないし、その作品をより多くの方に届けたいという想いであると思っています。(作品への愛)

 

そういうのは実は身近なところでもあって、工場見学なんかがまさにそれです。

つまり作っているところを見てもらうためにお金をかけて、ガラス張りとかにして厨房をデザインして、それを楽しんでもらえるものにする。

 

それを見て、食べてみたいなとか美味しそうだなと思ってから食べるのはまた違う喜びがあるし、作り方が特殊だったり芸術的だったらそれを見るだけでも価値がある。

だから見学に対して入場料(お金)を払う。

僕も先日カップヌードル記念館に行ってきましたが、ワクワクしました。(カップヌードル食べるたびに思い出します)

 

世界で言えば、サグラダファミリアみたいにまだ完成してないのに公開して、見にくるたびに姿が変わっていくことをエンタメにしてることだってすでにあるし。

 

■価値があるかどうかはあなた次第

色々書きましたが結局はそれに価値があるかどうかを決めるのは人それぞれの話なので、全くの自由な話です。

 

でも知識もないまま単なる先入観で批判してしまうのは本当に危険な状態で、もし自分がやりたいと思った時に自分の首を絞めるのは過去の自分です。

 

「やりたいとなんか思わねーよ!」

そう思う人もいると思います。

でも自分でクラウドファンディングをたちあげなくても、興味のあるクラウドファンディングが立ち上がる可能性はあると思う。

 

「え!そんなことするの!?見てみたい!」
「どんなふうに出来上がっていくのか知りたい!」

 

そんなふうに思う企画に出会った時参加したいですよね。

 

「そんなことすら俺は出会うことはねーよ!」

 

そんな方はもちろんそれでOK!
どうしても気にくわないものがあるのは仕方ないことだと思います。(誰だってそういうものはある)

 

ただ工場見学をやってる工場まで行って、「この工場見学は価値がないからやめろ!商品を売りたいからって卑怯なことしやがって!しかもお金を取るとは何事だ!」と叫ぶのはただの騒音おばさんなのでやめた方がいいです。

 

僕はチャレンジする人、そしてその周りで一緒にワクワクしてくれている人が本当に素敵だと思うし、そんな人が増えていくことにはメリットしかないです。

それぞれたった一回しかない人生で、そんなワクワクに何回出会えるかが人生を彩っていくのだと思っています。

 

ジョーブログさんのファンの方たちは彼の圧倒的な行動力やそんな場を作りたいという想いに一番共感してるだろうし、クラウドファンディングってそれを可能にしてくれるものなので、僕は本当に素敵だと思います。

 

批判に対してしっかり対応する姿勢、理由にも賛同します☆

 

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