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【CD、ダウンロード】楽曲の作り方、届け方の未来、スタンダードは変わる

CDが売れねーといわれ始めてもう何年も経ってるかと思いますが、未だにCDは大量にリリースされ続けています。

僕らが活動を始めた2010年にはすでにCDはもう売れないと言われていましたが、始めて自分たちのCDが完成した時の喜びは今でも覚えています。(キャラメル包装されたCDが家に届いた時は嬉しくてずっと眺めていました。だからCDは好きです)
そんな僕が感じた喜びのようにやっぱり「モノ」として手元にあるという魅力はどうしてもダウンロード販売では得ることができなくて、ファンの皆さんもCDを手にしたいと思ってくれている方も多いと思います。

 

でも物理的にCDプレイヤーはもうほとんど売られていないし、パソコンではCDを入れるディスクトレイがないものが主流になってきています。




■成功者への批判は自分の首を絞める


(※写真はイメージです)

そこで登場したのがAKB48さんの今や代表作品とも言える「握手券や投票券」付きCDです。

 

時にこの販売方法は批判されたりもしていますが、同じ音楽を届けたいミュージシャンとして考えなければならないことは「音楽全体が盛り上がること」なので、ここで一番自分たちの首を締めるのがやっかみや否定です。

 

最近で言えばZOZOTOWNの前澤社長に対して「儲けていることを表で言うなよ!」みたいな批判(※ざっくり言うと)がありましたが、それと同じで成功している人を責めたところで自分がプラスになることは1ミリもないですよね

 

何より求められているから成果を出している方たちなので、それを批判するのは、求められていない自分を正当化したい気持ちの表れで、ダセーなぁと思うわけです。

 

「うらやましい…俺だって…!」

 

みたいな気持ちは誰しも思ってしまうことはあるかもしれないけど、例えばミュージシャンのライバルはミュージシャンじゃなくて、エンターテイメント全部です。

 

音楽を聴く時間、テレビを見る時間、お笑いの劇場に足を運ぶ時間、Twitterを触る時間、彼氏とLINEをする時間、その全てがそれぞれの生活の中でのエンターテイメントなので、特に同じ業界で潰し合うのは確実に自分の首が絞まります。

 

まだまだなやつがわかったふうな口を聞いてしまいすみません。

でもこれらの考えから自分なりにたどり着いたものがあるので、ここに残しておきたいと思います。

 

僕はこの届け方がスタンダードになっていくと思っています。

 

■付加価値の問題点

先ほど書いたように今はAKB48さんの握手券などを始め、ジャケットを数パターン作ったりする、いわゆる「付加価値」をつける販売方法がメインになっています。

つまりCDで届けることは前提としているわけです。

 

確かにこの方法はCDに「チケット的な要素」や「グッズ要素」を持たせることで、また別の魅力を発揮しています。

 

でもこのやり方では実際握手券だけが抜き取られた大量のCDが捨てられていることが問題となっていたり、数パターンあるジャケットも結局は表面だけの話なので、それがCDである必要はありません。(一度も再生されず飾られているだけのCDがきっと大量にあります)

 

これを解決する方法はないかと考えました。

 

■楽曲×〇〇

そこで僕らが9月に制作した楽曲ダウンロードコード付きマフラータオル
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ジャケットがグッズ扱いになっているのなら、グッズが楽曲の一部を担えるものを作りたいと思い発表しました。

「タオルを使う曲」と「タオル」を一緒に手にしてもらえるようにしました。

 

ちなみにダウンロードQRコードはインスタ風名刺になっています☆

詳しい記事はこちら
[blogcard url=”https://yuru2010.com/2018/10/18/4154/”]

 

そしてこれは他にもいろんな考え方がまだまだできます。

以前批判の声があったようにこういうことを言うと「売るため」みたいなことだけ言われることがありますが、ただ届けたいだけで、何よりその方が楽しくね!?と思うわけです。

 

というかいくら臭かろうが言い続けますが、愛です。
ゴリゴリに自分たちの曲を愛し、それを手にしてもらう時により楽しんでほしいと思っています。

 

とはいえそれだけが届け方の道ではなくて、実際に宇多田ヒカルさんが特典一切なしの通常盤のみの販売をして話題になったりもされていました。

カッケーなおい!(最近このブログに宇多田さんはよく登場しています。書きたくなるようなことをよくされています。好きです。)

 

■多様化していく中で

自分自身本当に思いますが、スマホを触る時間が数年前よりも圧倒的に増えました。

もちろん僕らの職業柄SNSは活動のメインの場でもあるので必然かもしれませんが、僕はスマホネイティブ世代ではありません。

 

10代では1日10時間以上触るという人たちが約20%いるそうです。

 

これに対してスマホに依存することはダメだという意見があると思いますが、僕はそういうことではなくて、それほどまでにスマホでできることが増えているだけだと思います。

 

音楽聴くのもスマホ、動画見るのもスマホ、連絡とるのもスマホ、ゲームするのもスマホ、暇つぶしもスマホ

 

水を汲んで湯船に入れて、薪を割って火をつけて、湧くまで待って交代しながらお風呂に入っていたのが、ボタン一つでできるようになったように、

 

僕が高校生の時CDプレイヤーにCDを入れて、座って歌詞カードを見ながら音楽を聴いていたあの時間は、今薪を割っているように見えるのかもしれません。(大げさな表現だと自負しています。)

 

これは音楽が売れなくなってきたとか、そういうネガティブなものではなくて、音楽が音楽以上のものになる時が来たってことでしょうよ!

 

作る側も受け取る側も今までよりも楽しくなる、ワクワクするものを作っていく。

新しいことだけが正義だとは思っていません。

 

でもその新しいことに理由があるのなら、それは未来のスタンダードになるべきものだと思っています。

 

良ければ一緒に楽しんでください!
マフラータオもぜひ手にしてみてください~!
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